アクリル板は磨くことができます。
一般的な方法を紹介しますが、いずれの場合も切断部の下研磨を前提とします。
下研磨には、手押しカンナ盤やサンドペーパーなどを用います。
バフ磨きはアクリル切断面の艶だしの他、傷ついた表面の修復などに<も有効です。
重ねあわせた円形の布を軸にセットし回転させる機械を用います。
ちょうどグラインダーの砥石が布になったようなものです。
研磨剤を布に塗布した後ワークを押し付けながらみがきます。
ガス磨きは、主にアクリル切断面の磨きに用い、バフ研磨ではできない穴の内側や、文字などの複雑な形の断面も磨くことができます。
高温のガス炎を、移動しながら連続的に切断面にあてることで、一瞬表面を融解させて艶を出します。
この方法は炎の温度、距離、移動速度などが、完成品の品質を大きく左右するため、経験と技能が必要になります。