原型を切り金（薄い金属板）で分割し、離型処理を施しています。

型の分割は、型抜きの方向や抜き勾配を十分に考慮して、必要最小限に分割します。

原型を回転させながら、シリコンゴムで雌型を積層していきます。

複雑な形が多いので、ここでは弾力のあるシリコンゴムを使用しています。

シリコンの硬化後も同じ行程を、最終的に顔の皺や眼球の形などがわからなくなるまでくり返します。

積層したシリコンが硬化する前に、メッシュ状の布を張っています。

シリコン層の補強が目的で、このあともこの行程を何度かくり返します。

シリコンが硬化したら（約8時間）、その上にFRPを積層していきます。

シリコンの時と同様に、何層か重ねて強度を高くします。

完全に硬化したら（約8時間）、原型を取り去って雌型の完成です。